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Designer
寺西-入社4年目-
Work
いらすとぶの活動と
自主制作

2020年から若手を中心に始まった部活「いらすとぶ」。イラストを描くのが好きなメンバーが次々と集まり、今ではアドブレーンに欠かせない部活に成長しました。初期メンバーである寺西さんに、「いらすとぶ」の活動内容や自主制作についてあれこれ聞いてみました!

いらすとぶのはじまり

いらすとぶに入ったきっかけを教えてください。

きっかけというか、いらすとぶは同期と2年上の先輩の2人が立ち上げたんです。ある日、「いらすとぶ」のLINEグループが急にできて、私は勝手に入れられました(笑)

じゃあ、入ろうと思って入った・・・

わけじゃないんですよ(笑)でも、絵を描くのが好きやし入ってよかった。いらすとぶができたことで、イラストが得意な人たちを会社で一括管理できるようになったのがメリットです。イラストの仕事があるけど「だれか良い人いない?」ってなったときに、いらすとぶのポートフォリオを見せたら、絵柄や誰が何を描けるのかすぐにわかるので便利なんです。

いらすとぶの活動内容

いらすとぶの作品はどのくらいのペースで作ってますか?

主に2ヶ月に1回のペースでお題が出て、お題に沿ってそれぞれが絵を描いて、会社で展示します。展示をすることで、社内の空気を盛り上げようと思っています。

お題は誰が決めるのでしょうか?

主要メンバーと顧問が相談して決めます。最初は「8月」みたいにその月がテーマでした。途中から「天気」や「ケーキ」とか掘り下げた内容になってきて、「エロ」っていうテーマもありました。

お題以外に、イラストを描くときのルールはありますか?

ないです。デジタルでもアナログでもいい。

いらすとぶに入って良かったことはありますか?

展示をすると外部の人に自分の絵を見てもらえるのがいいです!一度、代理店のアートディレクター(以下「AD」)さんに「あの絵って寺西さんが描いたんですか?すごい!作品を載せたサイトってありますか?」って言われて、タンブラーのURLを送ったら、ちゃんと作品を見てコメントをくれたんですよ。「なにかあったら頼みたい」って言われたときはすっごく嬉しかったです。

反応をもらえるとうれしいですよね!

制作イラスト

仕事といらすとぶの両立

仕事もある中、どうやって時間を作って描いてるんですか?

仕事の待ち時間に描いたりしてます。発足した2020年は月に1枚描いてて、間に合わへんかったから土日も描いてました。でも4ヶ月連続でそのペースで描いてたら、疲れてしまったのでちょっと休もう…と思いました(笑)

仕事で作るものと自主制作はどう違いますか?

自主制作は制約がないから自由に描くことができます。自分の好きなものを好きなだけ入れられる。だれかに「直して」とか言われない。仕事やったらそうはいかないですね。でも、「これが私の世界なんだ!」っていうものは絵に関わらず作っておいたほうがいいと思う。そう考えると、やっぱり自主制作は大事です。

仕事をバリバリこなしながら自主制作も作れるタイプと、仕事が忙しいと自主制作は手につかないタイプがいるのかなと思いますが、寺西さんはどちらですか?

前は前者やったんですけど、今は後者ですね。最近は休みがちになっちゃって。描くんですけど下書きで終わっちゃう。

それは仕事の比重が重くなってきたからでしょうか?

ちょっとあるかもしれない。入社4年目になって、それなりに仕事をもらえるようにもなったので。あとは東京に慣れてきて、土日に遊ぶ楽しさに目覚めた(笑)でも私はやりたいことのサイクルが定期的に切り替わるので、そろそろ絵を描きたくなる時期が来ると思いますね。

わかります!すごい絵が描きたい時期と全然描きたくない時期が交互に来る感じで、のめり込むタイミングってありますよね。

イラストを描くときの
スタイル

いらすとぶが立ち上がる前も、個人的に絵は描いていましたか?

大学の専攻がイラストコースやったんですよ。いらすとぶができてからもギャラリーの展示活動をしていましたね。いらすとぶでも展示していたこの絵は売れたんですよ!

制作イラスト
制作イラスト

え〜すごい!!

いらすとぶはお題がありますが、自分で描くときは何かテーマを決めて作りますか?

私の場合は、写真とか映画からイメージを受けることが多いです。面白かった映画のシーンを思い出しながら描いたり、自分が撮った写真と最近観た映画を組み合わせて描くこともあります。お題を出されても拡大解釈するので、作業はあまり変わらないですね。

(寺西さんのイラストを見て)これは何で描いてますか?

水張りしたパネルに下書きして、ポスターカラーで色を1色ずつ作って塗っています。先にデジタルで構図と塗りたい色をきっちり決めてから、ポスターカラーでそれを再現していくという流れです。

色使いに寺西さんの世界観を感じます。

私は何を見ても「色」から入るんですよ。Twitterで流れてくる絵を見ていて、「この色かわいい!どんな絵だろう?」とか。色って最初に目に入る情報だから大事だなと思っていて、色使いには気を使っていますね。

デザイナーの道を選んだ理由

大学でイラストを専攻して、広告制作会社にデザイナーとして就職したのはなぜですか?

私は絵を描くのがすごく遅いんです・・・。アナログで描き直しもきかないので、直すのに時間がかかって大変だからイラストレーターにはなりたくないと思った。あとイラストを描ける人はいっぱいいるけど、イラストとデザインができる人はガクっと減ると思うんですよ。

確かにそうですね。

両方できたほうが仕事の幅も広がるし、今後の人生で何をやるかわからないけど、役に立つんじゃないかなって思った。気が変わってイラストレーターになろうと思っても、デザイナーの経験は役に立つと思います。

制作イラスト
制作イラスト

夢が叶った瞬間?

やってみたいお仕事ってありますか?

新人のときからずっと「キャラクターを作りたい」って言ってたんですよ。ゼスプリのキウイブラザーズとかめっちゃかわいいじゃないですか?すごい憧れてて、ああいう仕事がしてみたいなって。そしたら最近、キャラクターを作る仕事をもらえたんです!

夢は叶う・・・!

夢が叶ったなと思ったけど、自分の案を提案したら全部ボツで、うお〜難しい~!ってなりました(笑)

(笑)

好きだから絶対できる!と思ってたけど、自主制作と違って厳しかったです。代理店のADさんに見せたら「もっと違うほうがいいな」って言われて。自分がかわいいと思うものと、他人にかわいいって思ってもらえるものは違うんやなって、現実を目の当たりにした(笑)

広告の仕事はみんなに好かれないといけないから難しいですね。でも勉強になります!

そういうことも考えなあかんよな!って新たな視点を勉強中ですね。だからこの仕事を経て、どんどんキャラクターの仕事ができたらいいなって思います。

こんな後輩と働きたい!

最後に、どんな後輩と一緒に働きたいですか?

私が上司に何回か注意されたのは、「失敗しても引きずらない」こと。私は引きずるタイプやったんで、新人のときに「はぁ…」って落ち込んでいたら、上司から「チーム内の空気が悪くなるよ」って言われて(笑)確かに!と思いました。

(笑)

引きずってても仕方ないし、次頑張れば「ま、いっか」って凹まなくなったので、失敗しても前向きな人がいたら嬉しいなって思います。

ちょっと安心しました。ミス自体を怖がってしまうときもあるんですけど、ミスをしても立ち直りが早いほうが良いんですね。

失敗はみんなが通る道。新人のうちにいっぱい失敗したほうがいいし、何でもチャレンジしといたほうがいいよ、絶対に!!